モデル彼氏とお姫サマ☆

暗闇に包まれた心






『死んじゃったから…お兄ちゃん。もう…いないよ。』



静かな時間が流れる。


この場だけ音が消えたみたいだった。


3年も経ったのにあたしの中の思いは消えることなく残っている。


この胸に今も…しっかりと。



「あ、あのさ…」


「ねぇ、聞いてくれる?」



居たたまれない表情をしている李斗の声を遮ると、あたしはゆっくりと話し始めた。











< 285 / 583 >

この作品をシェア

pagetop