モデル彼氏とお姫サマ☆
「ねぇ、李斗知らない?」
あたしは和馬の飲んでたジュースを奪って、ストローに口をつける。
「あ…俺のジュース…」
「え?…あぁ、ごめん。喉カラカラでさ。」
口を開けて、間抜けな面を見せる和馬の手に、ジュースを握らせながら言う。
すると、和馬の頬はなぜかピンクに染まった。
「や…別にいいんだけどさ……その、か、間接キ……。」
「え?」
そこまで言って、言葉を止めてしまった和馬。