モデル彼氏とお姫サマ☆






「もういいでしょ?ほら、教えてよ。」



あたしはグイッと李斗に近づくと、さっき聞きそびれた事を口にした。


髪の事なんてすっかり頭の隅にで、ボサボサのまま。


李斗は必死なあたしを見て、少し真剣な表情になった。


そして、一言だけ言ったんだ。



「俺、ダンサーになりてぇんだ。」


「え………?」



ダンサー…?


李斗が、ダンサーに?







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