モデル彼氏とお姫サマ☆
「も…もういいもん!家に帰ってやる!」
李斗の姿に呆れたあたしはスタスタと急ぎ足で、保健室を出ようとした。
でも……
「ちょっと待てよ。」
「え…?きゃあっ…!」
いきなり李斗に引っ張られた腕。
あたしはそのままボスッと軽い音を立てて、ベットへとダイブした。
何がなんだか分かんない…。
目が少し回って、あたしは景色を確認する。
最初に見えたのは、李斗の顔と保健室の天井だった。