モデル彼氏とお姫サマ☆






「ったく…大人しくしてろって。」



李斗が片手であたしの両腕を楽々と捕まえちゃうもんだから、身動きできない。


そんなあたしを見てか、ニヤリと笑った李斗に冷や汗が出た。


だけど「しょーがねぇ奴だな」と、少し呆れながら言った李斗のもう片手にあったのはブラシ。


どこから取り出したのか、ドライヤーと、アイロンまである。


あたしは李斗の表情をうかがうと聞いてみた。







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