モデル彼氏とお姫サマ☆






「もしかして…髪、やってくれるの?」


「……あぁ。」



李斗はぶっきらぼうに言い放つと、あたしの髪に触れた。


少し触られただけなのに、ドキリと波打つ心臓。


こんなささいな事で心臓速まってたら、きっとこれからもたないじゃんかっ!!


あたしはクルリと振り向くと、少し微笑んで言った。



「綺麗にしてね♪」


「りょーかい。ワガママ姫。」


「うっ…李斗のバカ。」








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