モデル彼氏とお姫サマ☆






ましてや、あの意地悪李斗だ。


また騙されてるって思ってしまう。



「本っっ当にクオータなの?」


「だからそうだって。」



呆れ顔の李斗だけど、呆れたいのはこっちだよ。


小さくでた溜息も、勿体なくかんじる。



「信じて…いいの?」



少し目線を上げて、言ったあたしに李斗はおどけた表情。



「アリスにお任せします☆」


「な、なによそれぇっ!」



保健室に響いた声。


悔しそうな表情のあたしと、少し怪しく笑う李斗。







< 422 / 583 >

この作品をシェア

pagetop