モデル彼氏とお姫サマ☆






「なんなの…これ。」



指先から出た血は、プックリと膨れて段々と大きくなる。


まじまじと見ていると、血が指を伝った。


ポタリと廊下に赤い染みができる。


それを見て、やっと状況を把握した。



「ケガ…してる?」



指とロッカーを比べ見る。


ロッカーの引く部分をよく見てみると、金具が飛び出していた。


どうやらあたしはこれで指を切ったらしい。







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