モデル彼氏とお姫サマ☆






こうなったら…強行突破だ。



「はいはい、どいたどいた。」



和馬と由香の体を軽く押す。


意外にもあっさりと移動した二人。


そして机の前に立ったあたし。


あぁ、そういう事ね。


二人が持つ雑巾と、自分の机を見て理解した。



「へぇ…結構やってくれんじゃん。」



あたしの机に書かれた“死ね”“ブサイク”の文字。


きっと二人はこれをあたしに見せないよう、消してくれてたんだ。







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