モデル彼氏とお姫サマ☆






ベストを浮かし、シャツを見る。


すると、濡れたシャツは見事な事に透けていた。


途端に赤くなる。


熱を帯びて、中々戻ってくれない。


そんなあたしの姿を見た李斗は「バーカ」と、少し笑った。



「さ、最悪っ!」



そう、吐き捨ててはみたけれど。


李斗の香水の匂いがする…。


李斗の着ていたベストを少し掴んで。


そしてあたしも笑顔になった。








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