モデル彼氏とお姫サマ☆

カミソリノート







「いったあっ!!」


「アリス…!?」


「大丈夫か!?」



あたしの両端から李斗と和馬が顔を出す。


切れた指から血が流れる。


ノートを開くと、貼付けてあるカミソリの刃。



「今日はこれだよ、ほら。」



そう言うと、あたしはそのカミソリノートと切れた指を見せた。


ここ数日は、こんな事が毎日だ。


おかげで子ブタの絆創膏でいっぱいのあたしの指。







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