モデル彼氏とお姫サマ☆






ガキかっつーの。


絆創膏を取り出して指に貼る。



「あーあ…また増えちゃったよ。」



絆創膏を見て呟いて、あたしはごみ箱にノートを捨てた。


この一週間で、一体どれだけの物を捨てたかわからない。



「雨音さん、どこ行くんです!?」


「保健室。」



こんなダルイのに授業なんてしてらんない。


あたしは先生の言葉に足を止めず、そのまま教室を出た。







< 520 / 583 >

この作品をシェア

pagetop