モデル彼氏とお姫サマ☆






俯いたあたしの頬に和馬の手が触れる。


思わず体が跳ねた。



「な、何いきなり…。」



あまりにも真剣に見つめるものだから、下手に視線を逸らせない。



「アリス、あのさ……」


「………。」


「俺、お前の事守るから。だから…俺の事もっと頼っ……」


「和馬。」



和馬の声を遮って、頬に触れる手を外した。







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