モデル彼氏とお姫サマ☆






「それに…」


「ん…?」


「きっと、和馬の事必要としてる子が近くにいるよ。」



あたしの言葉に口をパックリ開ける和馬。


ちょうどチャイムが鳴って、あたしは立ち上がる。



「もう…なーにしてんのよ。先に行くよ?」


「え?…ちょ、待てよ。今のって何だよ、どういう意味?」


「ほら早く。」



和馬の言葉を軽くスルーする。


座ったままの和馬の手を引いて立ち上がらせた。







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