モデル彼氏とお姫サマ☆






恐る恐る手を伸ばす。


髪に触れると、べっとりと何かがついた。


びっくりして、手の平を見ると赤い液体。


思わず息を飲んだ。



「何…これ……血…?」



少し髪を掴む。


あたしのブロンズ髪は、真紅に染まっていた。



「あいつらにやられたのか?」



李斗の声がして、あたしは首を横に振った。


きっとあの時、角でぶつけたんだ…。







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