モデル彼氏とお姫サマ☆






写真に目を奪われているあたしの横で、今だにジュースを流し込む李斗。



「凄いっしょ?」


「……うん。あたしじゃないみたい。」



写真に写る自分を見て、自然に言葉がでた。



李斗はあたしの持っていた写真を取ると続ける。



「本当…俺じゃないみたいだ。」



静かに呟いた李斗の横顔が撮影用のライトに照らされる…。







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