モデル彼氏とお姫サマ☆
自由人間アリス
「アリス〜!」
清々しい朝の教室。
自分の席に座るあたしは朝からため息をついた。
廊下から響く聞き慣れた幼なじみの声。
「アリスっ!」
教室のドアから顔を出した由香が、アタシの名前を呼んだ。
その手には何やら雑誌を丸めて掴んでる。
由香ったら、何をそんなに慌ててんのよ…?
「何よ慌てて…。」
珍しく朝から学校に来ていたあたしは、息荒く近づいてくる由香に首を傾げた。
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