モデル彼氏とお姫サマ☆
「でもいいなぁ!保住李斗と、こんな風に撮影できるなんて〜。」
「そう?」
あんまり興味のないあたしは由香に冷たく返す。
確かに李斗は凄いのかも知れないけど…
あたしにしてはただの仕事仲間だからな〜…。
あたしは鞄からガムを取り出すと口に入れた。
「あ、ガム〜あたしにもちょうだい★」
「はいよ。」
由香の小さい手の平にガムを複数乗せたあたし。
すると、そんなあたしのポケットから着信音が漏れだした。