モデル彼氏とお姫サマ☆






「ねぇ、海鬼。」


「ん?」


「今日、事務所に行くからとりあえずその時に詳しい内容教えてくれる?」


「あ…、おう。俺が迎えに行こうか?」


「迎えに…き……」



“来て”…と言う前に、あたしは言葉を止めた。


海鬼の声は、聞くからに疲れてるようだった。


そんな海鬼に迎えまで頼んだら悪い気がして仕方がない。



「だ、大丈夫!…自分で行けるから。」






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