モデル彼氏とお姫サマ☆






あたしにしては珍しく優しい言葉。


海鬼は少し驚いて「おう。」と一言だけ言うと電話を切ってしまった。



「ねぇねぇ!李斗って何!?」



携帯をしまった途端に聞こえて来た由香の声。


多分、今まで聞きたくて仕方なかったんだと思う。



「CM撮影。」


「へ…!?」



言葉を聞いた瞬間、見事に由香は目を見開いたまま。


おかげでせっかくの整った顔が台なし。







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