モデル彼氏とお姫サマ☆
それはもう、営業スマイルなんて言葉が似合わない表情。
だけど、振り返った瞬間…。
「え…?」
思わずあたしは声をあげた。
「え…?」
同じく、あたしの背後に立っていた人物も声をあげる。
最悪だ…。
それと共にあたしの頭に広がった想い。
なんでこんな時に限って海鬼じゃないわけ?
そう、振り返ったあたしの目に写った光景。
それはあたしが想像していた物とは掛け離れていて…
「アリス…?」
同じように目の前の人物もそうみたいだった。