先生は溺愛ダンナさま 旅行編

聞き返してくる彼のキラキラと輝く瞳に吸い込まれそうになって、またこんなにドキドキしてるっていうのに。


理人さんは、凄く頭がいいはずなのに不思議と私の気持ちには鈍感なのかな？


まあ、私の理人さんに対する気持ちを全部知られていたとしても、恥ずかしいんだけど。


たとえば今だって、彼に縋り付いてキスしたくてたまらないんだもん。


一緒に歩いていて手を繋いでいない時は寂しくて、どうやってさりげなく手を握ろうかって必死に考えるんだよ。



こんなにいつもあなたのことばかり考えて、そのうちウザいって嫌われないか心配なくらいなのに。


「うそ、もしかしたら？」


「ん？」