先生は溺愛ダンナさま  旅行編
言って綺麗な笑顔を向けてくれるので、ドキドキして腰が砕けそうになる。


ああっ、理人さんたらとても今からアレを買いに行くようには見えない爽やかさだ。


彼が出て行った後、力が抜けてベッドにゴロンと横になる。


はあっ、私ってもしかして愛されまくってる?


普段は仕事で忙しい彼とこんなに長く一緒にいられることなんて滅多にない。


だからこの旅行中はいつも以上にベタベタしちゃってる。


ああ、でもこの調子でいくと一つ心配なことが。


私、体がもつのかな、なんて。
ヤダヤダ、私ったらー。
キャー。


なんて幸せな気持ちにどっぷり浸り、ベッドの上でジタバタしていたら、ドアをノックする音が聞こえて慌てて飛び起きた。

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