先生は溺愛ダンナさま  旅行編
久しぶりの2人きりの旅行だから奮発していいお部屋に泊まっているんだった。


「そうだよ、2人で温泉に入って美味しいものをいっぱい食べて」


「うんうん、温泉気持ちよくてご飯も美味しくて最高だったね」


主婦の私にとっては上げ膳据え膳での美味しい食事は凄い贅沢。


身がプリプリの伊勢海老、最高だったなー。


「その後のことは覚えてない?」


クスッと笑う彼は、私の首筋を指で優しく撫でる



「あ。えっとそれは」


「あれ、忘れちゃった?」


「覚えてるよ、ちゃんと」


たくさん愛し合ったんだった。理人さんに熱く求められてとろけるような幸せの絶頂に何度も達して。
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