逆転結婚~ブサイクだって結婚したい~
宗田家は駅から10分ほど離れた場所にある一軒家。
立派な門構えに広い庭。
車庫には車が3台は止められるスペースがある。
玄関までは階段になっていて、ドアはオシャレな青色で、横に傘立てが置いてある。
玄関も広く、靴箱が置いてありオシャレな玄関マットが敷いてある。
すぐ傍に2階への階段があり、横の廊下奥へ向かうとリビングとキッチンがある。
リビングの隣には和室の居間があり、ソファーとテレビがおいてあり寛げるようになっている。
廊下の反対側には和室と仏間と洋室が2部屋ある。
そしてその奥にお風呂とトイレがある。
床は床暖房が入っている為、冬でも暖かい。
2階には5部屋。
洋室が2部屋と和室が3部屋あり、トイレもある。
この広い家に今は3人で暮らしていて、部屋数も余っていると忍が話していた。
忍が樹利亜を連れてくると、優輝も希歩も大歓迎してくれた。
顔の事を気にしている樹利亜は、あまり優輝と希歩の顔を見ようとはしなかった。
口数も少なく聞かれた事に頷く感じたった。
その日の夕ご飯は樹利亜を歓迎してくれて、ご馳走を作ってくれた希歩。
樹利亜はちょっと遠慮気味に食べていた。
食事が済んでお風呂に入り寝る時間になった。
優輝と希歩は1階の洋室で寝ている為、忍と樹利亜は2階を使う事になった。
しかしベッドがまた1つしかなく、忍のベッドで樹利亜は一緒に寝ることになった。
黒いチェックのっパジャマ姿の忍は、とても若々しくて、樹利亜はドキッとした。
樹利亜のパジャマは地味で、グレーの上下だった。
随分着ているパジャマで、ちょっと古くなっている。
「あの…私、床でいいので…」
遠慮して、樹利亜が言った。
「何言っているの? 」
忍は樹利亜の手を引いて、ベットに引き寄せた。