【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?
*二人きりはダメ
────迎えた金曜日。
朝から体育祭の種目決めがあって教室内は騒がしかった。
早々と決められた体育祭実行委員がしきっていく。
「海ちゃんは決まった?」
「んー。わたしはアレ。ダンスが人数足りないから出ることになってさ」
「おおっ。すごい!海ちゃん、ダンス踊れるんだね!?」
「ここは張り切っちゃおうかなぁ!!まぁ、踊ったことないけど」
「……」
ないんかい……。
そんな会話をしているうちに種目決めは進行していく。