冷酷王子は子リス姫を愛でる
きっと、私は今まで殿下を誤解していたんだと思う。
私に接する殿下と、噂で聞く殿下が別人のようで、混乱していたし。
だけど、きっと私と話してる殿下が、本当の殿下なのだろう。
お花や猫の置物の贈り物も、殿下の優しさが感じられたのは…殿下が本当に優しい人だからだ。
複数のピアスの訳も、ちゃんと聞いた。
魔力を吸収する石だと。
私の力の方が、その石よりも強いということも。
だから殿下は私を選んだ。
それだけの理由。
そう考えると、胸がチクチクするので、考えるのをやめた。
先なんてわからない。
私みたいな田舎の小国姫より、マリアンヌ様のような美人で社交的な人の方が王妃に相応しいと思うし。
どちらにせよ、決めるのは殿下だ。
「キャサリン様、正午に執務室へと、殿下からのお返事です」
「執務室なんて、うかがっていいのでしょうか…」
「忙しいみたいで、手が離せないそうです」
お皿に盛り付けて、リーナと持っていく予定。
私に接する殿下と、噂で聞く殿下が別人のようで、混乱していたし。
だけど、きっと私と話してる殿下が、本当の殿下なのだろう。
お花や猫の置物の贈り物も、殿下の優しさが感じられたのは…殿下が本当に優しい人だからだ。
複数のピアスの訳も、ちゃんと聞いた。
魔力を吸収する石だと。
私の力の方が、その石よりも強いということも。
だから殿下は私を選んだ。
それだけの理由。
そう考えると、胸がチクチクするので、考えるのをやめた。
先なんてわからない。
私みたいな田舎の小国姫より、マリアンヌ様のような美人で社交的な人の方が王妃に相応しいと思うし。
どちらにせよ、決めるのは殿下だ。
「キャサリン様、正午に執務室へと、殿下からのお返事です」
「執務室なんて、うかがっていいのでしょうか…」
「忙しいみたいで、手が離せないそうです」
お皿に盛り付けて、リーナと持っていく予定。