冷酷王子は子リス姫を愛でる
囚われる心
【キャサリン】
殿下の甘さというか…私をからかって楽しんでいる姿はまるで少年のようだと思う。
「私がいなくても、しっかりやれてるじゃないですか‼︎もう、ジョアンはこの世に思い残すことはございません‼︎」
戻ってきてくれたジョアンに、正妃は私らしいと言うことを伝えると、今まで見たことのないくらい上機嫌。
ジョアン、なんだか太った…?
「なにか、あった?」
「えっ?わかります?やっぱり、幸せというものは滲み出てしまうものですわねー」
「いや、見た目が…少し…」
「こんな歳だし、私のような年増には結婚なんて無理だと諦めていましたの。そしたら…求婚されてしまいましたのよ‼︎」
相手は移動に使った船の船長さんらしく。
確かに『遅いなぁ…』とは思っていたけど、まさかそんなことになっていたなんて…。
「お受けしたのよね?」
「私にはキャサリン様のお世話がありますもの。お断りしました」
「えっ?」
「私もこのシュナウト王国に住むことになる。そしたら、離れて暮らすことになるのですよ。それなら、近くにいる方と幸せになってもらいたいのです」
「そんなのダメよっ‼︎どう見てもジョアンだって相手の方を好きでしょう⁉︎」
「どう見ても…?」
「だって‼︎太っ…ふくよかになったじゃない‼︎」
「そうですか?」
とにかく、これは由々しき自体。
ジョアンの恋を実らせなければ気が済まない‼︎
殿下の甘さというか…私をからかって楽しんでいる姿はまるで少年のようだと思う。
「私がいなくても、しっかりやれてるじゃないですか‼︎もう、ジョアンはこの世に思い残すことはございません‼︎」
戻ってきてくれたジョアンに、正妃は私らしいと言うことを伝えると、今まで見たことのないくらい上機嫌。
ジョアン、なんだか太った…?
「なにか、あった?」
「えっ?わかります?やっぱり、幸せというものは滲み出てしまうものですわねー」
「いや、見た目が…少し…」
「こんな歳だし、私のような年増には結婚なんて無理だと諦めていましたの。そしたら…求婚されてしまいましたのよ‼︎」
相手は移動に使った船の船長さんらしく。
確かに『遅いなぁ…』とは思っていたけど、まさかそんなことになっていたなんて…。
「お受けしたのよね?」
「私にはキャサリン様のお世話がありますもの。お断りしました」
「えっ?」
「私もこのシュナウト王国に住むことになる。そしたら、離れて暮らすことになるのですよ。それなら、近くにいる方と幸せになってもらいたいのです」
「そんなのダメよっ‼︎どう見てもジョアンだって相手の方を好きでしょう⁉︎」
「どう見ても…?」
「だって‼︎太っ…ふくよかになったじゃない‼︎」
「そうですか?」
とにかく、これは由々しき自体。
ジョアンの恋を実らせなければ気が済まない‼︎