冷酷王子は子リス姫を愛でる
それから毎日仕事に明け暮れる。
その合間に、結婚式の段取り。
「こちらが結婚式で着る王家の正装でございます」
「キャサリンはどんなものを?」
「代々、花嫁様は白と決まっておいでです。それと、婚姻の証とし、同じデザインの指輪、ブレスレットを互いに付け合うのです」
「今からデザインして間に合うのだろうか」
「国王陛下と王妃様は代々受け継がれているデザインがございますので問題ありません」
衣装合わせは、1度しか時間が取れなかった。
細々したことを覚えたり、出席者の名簿を見て名前を把握する。
「ここが新しい部屋か…」
「キャサリン様がどうしても欲しいとおっしゃった、キッチンなるものをこちらの部屋に」
「さすがキャシーだな。この壁は何色にする予定なのだ?」
「殿下に聞いて欲しいと、キャサリン様が」
「ならば…薄いブルーを頼む」
「ブルー…でございますか?少々寒々しい印象かと…」
「海の色だ。グリーンとブルーが混ざったような…そんな色がいい」
キャシーの気にいるようにしたい。
その合間に、結婚式の段取り。
「こちらが結婚式で着る王家の正装でございます」
「キャサリンはどんなものを?」
「代々、花嫁様は白と決まっておいでです。それと、婚姻の証とし、同じデザインの指輪、ブレスレットを互いに付け合うのです」
「今からデザインして間に合うのだろうか」
「国王陛下と王妃様は代々受け継がれているデザインがございますので問題ありません」
衣装合わせは、1度しか時間が取れなかった。
細々したことを覚えたり、出席者の名簿を見て名前を把握する。
「ここが新しい部屋か…」
「キャサリン様がどうしても欲しいとおっしゃった、キッチンなるものをこちらの部屋に」
「さすがキャシーだな。この壁は何色にする予定なのだ?」
「殿下に聞いて欲しいと、キャサリン様が」
「ならば…薄いブルーを頼む」
「ブルー…でございますか?少々寒々しい印象かと…」
「海の色だ。グリーンとブルーが混ざったような…そんな色がいい」
キャシーの気にいるようにしたい。