冷酷王子は子リス姫を愛でる
その後にアンドリュー様の濃厚なキス。



顔が熱くて、立っていられなくなりそう。



足に力が入らなくなれば、アンドリュー様が腰を支える。



もう、無理っ‼︎



「アンドリュー様はっ‼︎」

「ん?」

「な、慣れて…ますよね…」

「まぁ、年頃になれば適当な女を当てがわれたりもするしな」

「は…い?」

「王族としての『嗜み』だとか『気晴らし』だとか、そういうものだ。数には入らん。気にするな」



いや、しますよね?



だって、アンドリュー様は属性が合わないと触れないのでは?



あぁ、同属性の女性ならいいってことか…。



「では、アンドリュー様は初めてでは…ないのですよね…?」

「あぁ、全く持って初めてではない」

「…………」

「妬いたのか?」

「それはっ‼︎はい…」

「あまり可愛いことを言うな。食べてしまいたくなる」



食べないでください…。



そうか、アンドリュー様は知っているのか、あの小説のような行為を。



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