冷酷王子は子リス姫を愛でる

マリーナルの海水浴は薄い生地の布で泳ぐ。



だけど、この国は隠されているところが胸と下半身だけと、とても大胆なもの。



男の人に至っては、短パンを履いただけ。



こんなの、恥ずかしくて見せられないっ‼︎



「リーナはこれがいいんじゃない？あなた、背も高くてスタイルがいいし、そのアッシュグリーンの髪によく似合うわ」

「ステキです。郷にいれば郷に従えといいますからね。着てみましょう、キャサリン様」



どうしてやる気満々なの、リーナ‼︎



だって今日はアンドリュー様だけでなく、アレン様もサネル王子もいるのよ⁉︎



「ははははは、裸と同じ…」

「そんなに気になるのでしたら、この腰巻きもいいのでは？」

「す、スケスケじゃないっ‼︎」

「女は度胸ですよ。それに、こんな機会逃したら、おばあちゃんになって着られなくなってしまいます‼︎」



リーナの自論が始まった。



それに、私ひとりだけ泳げないのもイヤ…。



よし、着てしまえ‼︎