冷酷王子は子リス姫を愛でる
食事改革
【キャサリン】



アンドリュー様が城を出てから1週間、もうそろそろ目的地に着いた頃だろうか。



体調は大丈夫?



トラブルはなにもない?



心配ばかりしている私は、周りから見れば元気がないそうだ。



「本当におキレイでお肌もプルプルですわねー。なにか気を使っていらっしゃるのですか?」



現在、貴族のご婦人方にチヤホヤされている。



次の王妃の機嫌をとりに、よくお土産を持ってくるのだ。



そのお礼にお茶に誘ったり、お礼状を書いたり。



欲しくないのに押し付けられて、仕事が増えるのです。



「私の娘も正妃様と同い年なのですよ」

「そうなのですか」

「今は王立学校に通ってますの」



学校かぁ…。



私も行きたかったな。



マリーナルには学校はあっても、誰でも通える学校だったし。



私とリチャードは家庭教師と宰相から勉学を教わったわけで。



だからリチャードの学校入学は必要なことなんだと思う。




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