冷酷王子は子リス姫を愛でる
キャシーの方が政治に向いてないか?



ショーユにしたって、温泉にしたって…。



「すごいな、お前…」

「私の頭が考えてるのではなくて、昔の記憶みたいなものが覚えていただけですもん。私は全然すごくないわ」

「助かった。その方向で話をしてみよう。詳しく聞きたいのだが、覚えているか?」

「んー、わからないです。泊まってお風呂に入って、ご飯食べて…くらい?」

「そうか。最高だな、キャシー」



これで話も大きく進むかもしれない。



って、どうしてキャシーのそばにいるのに仕事の話なのだ…。



こんなことするために飛んできたわけじゃない。



「ハァ…」

「んー?どうしましたぁ?」



俺の胸に顔を埋めているキャシーのせいで、ものすごくムラムラする…。



我慢しなければキャシーの浮気が疑われてしまう…。



「キス」

「したいです」

「ん、それで我慢する…」



今日は抱きしめて眠ろうと思っていたのに。



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