冷酷王子は子リス姫を愛でる
こちらへ飛んだら魔力を回復するために一晩寝ようと思っていたが、キャシーの癒しの力で魔力は全回復。



いつでも戻れる。



このままキスしてたら…本気で自制が効かなくなりそうだ…。



「そろそろあちらへ戻るとする」

「もう、行ってしまうの?」

「そんな顔するな。次はキャシーの誕生日に戻るから」

「えっ?私の誕生日…?あっ、忘れてた…」

「なにか欲しいものはあるか?」

「アンディが欲しいです」

「それは…ベッドに誘ってると受け取っても?」

「ち、違いますっ‼︎会えるだけで幸せなので、お顔が見れたらそれでいいのです」



欲の少ないヤツだな。



うーん、何をやるべきか…。



特別なことをしてやりたいのだが…。



忙しくて頭が回らない…。



「ほら、そろそろ布団に入れ。ゆっくり休むといい」

「おやすみなさい、アンディ。良い夢を」

「良い夢を」



触れるだけのキスをして、魔法で戻った。



おぉ、結構キツイな。



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