冷酷王子は子リス姫を愛でる
暖かくして眠ればきっと大丈夫。



うとうとして、アンドリュー様がベッドに入ったきて…でも目が開けていられなくて。



抱きしめられて眠った。



朝もアンドリュー様の方が先に目覚める。



「ごめんなさい…、なんだか体調がよくなくて…」

「熱は…少しあるか?張り切りすぎなのではないか?野生児も風邪には勝てないのだな」

「ひどい…」

「はははっ、今日はこのまま休んでいるといい」



お言葉に甘えてひたすら眠った。



眠っても眠っても…眠い。



「ねぇ、リーナ…」

「はい?何かお飲みになりますか?」

「ひたすら気持ちが悪いの…。移ったら困るからアンドリュー様と別に眠った方がいいのではないかしら…」

「そうですね…。微熱もあるようですし、お薬をお持ち…しない方がいいのかしら⁉︎あれっ?もしかしてキャサリン様…」

「えっ、悪い病気⁉︎」




妊娠したのではないかと、リーナの目がキラキラと輝いた。



妊娠…した?



えっ、あれ?



そういえば先月も今月も…来るはずのものが来てない…?



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