冷酷王子は子リス姫を愛でる
たまらなく大好き。



日を追うごとに好きになる。



「リチャードと仕事をするようになるとは、変な気分だな」

「お手柔らかにお願いしますね、皇帝陛下」

「お前の弟はそんなにヤワではないぞ?」

「そうですよね。男の大人になってしまったものね…」



天使がいなくなっていくのよ…。



ルイ様のだってもう11歳…。



ジェードなんて16歳のくせに見た目は大人と変わらないのよね。



「父上、約束守ってくださいね」

「あぁ、覚えている。式が終わってからだぞ」

「はい‼︎」



なにやらリュークと遊ぶ約束があるみたい。



とにかく忙しいのに、子どもと過ごす時間をどうにか作るのだ。



執務室に一人だけ呼んだり、一緒にお風呂に入ったり。



一対一で接して、話を聞くんだって。



子どもたちはとても愛されている。



「なにを約束したのです?」

「ビーチフラッグをな。リッカー国でやって負けたのが悔しいらしい」

「勝てるわけないのに…」

「そこがいいのだ。父親の威厳ってヤツ」



アンドリュー様はステキなお父様になっています。



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