冷酷王子は子リス姫を愛でる
それって、もしかして…。
「私、まさか正妃様争奪戦に巻き込まれて…」
「ますね」
「すっ、すっごくヤダっ‼︎怖いっ‼︎」
「ですから、頂いた物に口をつけるなんてこと、絶対になさらないでくださいね」
それって毒殺されるってこと⁉︎
キッチンが欲しいと言ったのは正解だったかもしれない…。
誰かに殺されるなんて、まっぴらごめんよ‼︎
その時、小さく聞こえた鳴き声。
「リーナ、猫ちゃんがいるわ‼︎」
「あら、どこから来たんでしょう」
庭に出て、子猫を抱き上げる。
フワッフワだ‼︎
「ミー…」
だけど、とても弱々しい鳴き声。
抱き上げた体が、とても細い気がした。
「リーナ、子猫が食べられる物を用意してもらえないかしら」
「わ、わかりましたっ‼︎」
大丈夫、大丈夫よ。
私が治してあげる。
国にいた時も、傷ついた動物を癒したりしてたもん。
「私、まさか正妃様争奪戦に巻き込まれて…」
「ますね」
「すっ、すっごくヤダっ‼︎怖いっ‼︎」
「ですから、頂いた物に口をつけるなんてこと、絶対になさらないでくださいね」
それって毒殺されるってこと⁉︎
キッチンが欲しいと言ったのは正解だったかもしれない…。
誰かに殺されるなんて、まっぴらごめんよ‼︎
その時、小さく聞こえた鳴き声。
「リーナ、猫ちゃんがいるわ‼︎」
「あら、どこから来たんでしょう」
庭に出て、子猫を抱き上げる。
フワッフワだ‼︎
「ミー…」
だけど、とても弱々しい鳴き声。
抱き上げた体が、とても細い気がした。
「リーナ、子猫が食べられる物を用意してもらえないかしら」
「わ、わかりましたっ‼︎」
大丈夫、大丈夫よ。
私が治してあげる。
国にいた時も、傷ついた動物を癒したりしてたもん。