コワイモノ
第3夜 ギャクテン
「こいつらももう、体が大きくなったな」
「もう売れ残りだ、動物管理センターに引き渡そう」
「そのあとは、どうなるか知らないがな」
「ペットショップなんて体が小さなものが売れてなんぼだからな」
「まあ、ビジネスですからね」
狭いケージのなかにいる僕らをみてペット屋さんの人たちは言う
トラックの音が聞こえる
「そろそろ、管理センターに連れていこう」
トラックが店の前に止まる
僕らはこれからどうなるんだろう
管理センターに連れていかれたあとはどうなるんだろう
先行きの見えない不安で押し潰されそうになる
隣にいた子が鳴いた
きっと、なにがなんだかわからなくて怖くて泣いてるんだ
僕らはトラックに積み込まれる
ガタンガタンと揺れるトラックの中で僕らは怯えていた
暗い…寒い…おなかすいた
誰も僕らを飼ってくれなかった
「さあ、ついたぞ」
ペット屋さんの一人がトラックのリアドアをあける
「さあ、みんなでてこい」
不安そうな顔をした人間たちがずらずらと管理センターに足を運んでいく
それを横で監視している数匹の犬猫
「俺たち動物も進化したよな」
「ああ、人間をペットにできる日がくるなんてな」
ここは、動物が人間を支配する未来
「もう売れ残りだ、動物管理センターに引き渡そう」
「そのあとは、どうなるか知らないがな」
「ペットショップなんて体が小さなものが売れてなんぼだからな」
「まあ、ビジネスですからね」
狭いケージのなかにいる僕らをみてペット屋さんの人たちは言う
トラックの音が聞こえる
「そろそろ、管理センターに連れていこう」
トラックが店の前に止まる
僕らはこれからどうなるんだろう
管理センターに連れていかれたあとはどうなるんだろう
先行きの見えない不安で押し潰されそうになる
隣にいた子が鳴いた
きっと、なにがなんだかわからなくて怖くて泣いてるんだ
僕らはトラックに積み込まれる
ガタンガタンと揺れるトラックの中で僕らは怯えていた
暗い…寒い…おなかすいた
誰も僕らを飼ってくれなかった
「さあ、ついたぞ」
ペット屋さんの一人がトラックのリアドアをあける
「さあ、みんなでてこい」
不安そうな顔をした人間たちがずらずらと管理センターに足を運んでいく
それを横で監視している数匹の犬猫
「俺たち動物も進化したよな」
「ああ、人間をペットにできる日がくるなんてな」
ここは、動物が人間を支配する未来