REBORN
9月1日、新学期が始まる。
9月1日、私は全てを終わらせる。

自分の手で。

学校の、見晴らしの良い屋上。

この汚れた学び舎で、唯一私が好きだった場所。

死ぬなら、ここが良いと思った。

『味気ない人生でした。さよなら世界、またね。』

最期の言葉がこれで良かったのか分からないまま、
向こうへと一歩踏み出した。


瞳を閉じる。
これで良かったの、
有終の美だ、
やっと死ぬんだ、私
このまま楽になる。

__________はずだった。
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