彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






俺の計算された表情に、コロリと騙された千尋は何ともなかったかのようにまた笑い出す。



親に捨てられた俺に、新しい世界を見せたのがこの仕事だった。



ホストの仕事をするうちに、人間の心理が読めるようになった俺。



唯一、親に捨てられた俺が、自然に笑える場所。



それが、うららのいる場所だったんだ…。



うららの前だと、計算なしに笑える…



それが、俺はうれしかったんだ…。






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