彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?
少し開いた病室のドアから、お母さんの姿が見える…。
いつも元気なお母さん。
だけど…その背中は小さくて……。
痛そうに胸を押さえる手が、さっきの先生の言葉を思い出させる…。
『乳ガンなの。』
ねぇお母さん…?
どうしてアタシにいつも秘密にするの…?
ねぇ……?
アタシじゃ、お母さんの支えにはなれないの?
アタシが…お母さんにできることって…無いのかな…?
アタシは、少し開いたドアの先に見えるお母さんの姿を…
ただ、静かに見つめていた…。