彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






「なんか言えよ。」


「……。」



最後に…少しだけでも


陸斗と過ごしたかった。



死ぬ時は、陸斗と一緒がよかった。



「ッッ…なんか言えよ!」


「………。」



ナイフを持っている佐伯さんの手が、高く上がる。



だけど、アタシは逃げたりしなかった。



ううん。違う。



逃げることが出来なかったの。







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