彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






その文字を目に写すたび、昨日のお母さんの笑顔が思い出される。



なかなか電話に出ないアタシに、陸斗は後ろから顔を覗かせた。



「電話でねぇの?」


「え…?」



陸斗に言われた言葉に返事ができない。



電話に出たいんだけど…手が震えて…。



着信音が鳴るたびに、ぎゅっと胸が締め付けられた。








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