彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






電話を持つ手が力を無くして、ダラリと腕が落ちる。



「おい…うららどうした?」



その姿に、陸斗がアタシの肩を揺さぶる。



でも、アタシはそれさえも聞こえなくなるぐらい動揺していた。



お母さん…。



不安に押し潰されそうな胸を押さえながら、アタシは陸斗の方に振り向いた。



「お母さんが…」


「え…?恭子さんがどうしたんだ…?」


「急変…したって…。」







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