彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






柔らんだ頬は、そのまま緩むと、お母さんの顔に笑顔を作った。



「お母さん…?」



そして、ゆっくりと閉じたお母さんの目から涙が一筋落ちた時だった…。



ピ―――――…。



心電図の止まる音が、部屋中に広まった。



その場の人々全員が、嘘でしょ?…と、問いたくなるように停止する。



「お母さん?…お母さん!?」



みんなが口を閉じる中で、アタシだけがお母さんに呼びかける。








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