彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?
「私に、もし何かあった時はこれを貴方に渡して欲しいって…。」
「これ……。」
先生から受け取ったピンクの封筒。
そこに掛かれていた“うららへ”の文字は、紛れもなくお母さんの字だった。
「恭子さん、貴方の事本当に愛してたわ。…いつも貴方の心配ばかりしてた。」
「お母さんが…?」
「そうよ。」
先生は気を効かせてくれたのか、そう一言残して病院を出て行った。
アタシは封筒を握りしめると、中にある紙を取り出して手紙を読み始めた。