彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?
……オーナーに聞こう。
しばらく考えた後、固まった答えはこの一つだった。
アタシは携帯と財布を詰めたバックを持つと、家を飛び出し、夜の街へと足を踏み込んだ。
今日は陸斗も店だから、きっと遅いはず…
そう考えながら六本木の繁華街を歩き、JEWELへと向かった。
もうすぐ着く…そう思った瞬間だった。
「おい。」
そう言われ、肩に置かれた手。
アタシは少し肩をビクリと震わせて、振り返った。