彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?






ただ、上手い言葉が見つからないんでしょ?



陸斗がそういう優しい人だって事、ちゃんと分かってるから…。



でも、知りたいの。



傷ついてもいいから…知りたいの。



アタシはもう一度オーナーを見ると言った。



「オーナー。真実を…アタシに教えてください。」



動き出す…。



回らなかった歯車が、きっちり重なって…



絡まった糸が解け始める。



固く、重く閉ざされていた扉が……開き始めたんだ。



16年の月日を重ねて…



アタシの手によって、開かれたんだ。






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