彼氏はホスト!アタシはキャバ嬢!?
それにしても、今日はやけにおかしい。
アタシは多分お酒に強い方だと思うし、これまでも匂いだけで酔った事なんてなかった。
何かおかしい。
そうは思っていたけれど、ふらつく足と、よく回らない頭で考えるのは無理だった。
アタシはおぼつかない手で携帯を取り出すと、そこに文字を打ち込んだ。
《今日、具合悪いから先に帰ってるね。》
打ち込んだアタシは最後に送信ボタンを押す。
送信完了の文字を見ると、アタシは携帯をもとの鞄に戻した。