【女の事件】十三日の金曜日
第2話
あつこの挙式披露宴は、糸魚川市で発生した大火が原因で、先方さんの家から婚姻関係を破棄された。
ふきこは、12月22日に発生した大火が原因で久通だけではなく見えないところからも強烈な暴力を受けるようになっていた。
ふきこは、久通と結婚(入籍はしていない)をしてから久通の実家の家族に気に入られるようにと思って一生懸命に努力をしていた。
けれど、気に入られているのは久通の両親と義妹のあつこだけで、久秀(義弟・35歳)はふきこを攻撃的な目で見ていたのできらわれていた。
久通も、ふきこがキライなので気に入らないことがあればシツヨウに殴るけるの暴行を加えていた。
久通がふきこにばかり暴行を加えている原因については、同居している両親とあつこは思い当たるふしがないと言うている。
久通の両親は『どうして久通はふきこさんにきつい暴行をふるうのか?ふきこさんは、家の人たちに気に入られるようにがんばっているのに…』と言うて困り果てていた。
久通がふきこのことがキライだという理由は二つある。
ひとつは、久通の両親が『八ヶ月前に脳出血で倒れた祖父(99歳)が寝たきりになっている…』と言うて、祖父の介護をふきこにお願いするためであった。
久通の妹が家庭のことで手がいっぱいになっていることと両親が外へパートに行っているので、祖父の介護ができない。
なので、ふきこが家族に代わって久通の祖父の介護をしていた。
久通の両親は、ふきこのおかげで助かっているので、ふきこを気に入っていた。
ふたつ目は、ふきこがお昼ごはんの時に久秀が勤務している工場へ行って、一緒にお弁当を食べる相手をしていることであった。
久通は、毎晩帰って来るなりに『オドレはいつから久秀のカノジョになったのだ!!いつから祖父の愛人になったのだ!!』と怒鳴りつけたあと、ふきこに殴るけるの暴行を加えていた。
ふきこは、久通からシツヨウに暴行を受けたことが原因で、2ヶ月前に子宮が破裂して、子宮を摘出してしまった。
胎盤ハクリも起こしていたので、ふきこは赤ちゃんを産むことができなくなった。
その上にまた、久通の遠距離通勤の問題があった。
久通は、高松市番町にある大手都市銀行の支店に勤務をしているが、7年ほど前に岡山市にある支店に統合されるのを前提に高松営業所に格下げになっていたので、非正規の契約社員に成り下がっていた。
毎日、川之江駅から高松駅まで特急列車に乗って往復の日々を送っている。
毎月の定期代の負担が大きいことと契約社員に格下げになっていたので、お給料は正社員の時の半分以下に落ち込んでいた。
『非正規の契約社員で安月給でどうやって結婚生活を送るのだよ!!』と怒っていたので、あの時、久通は自分の結婚をあきらめていた。
久通の両親は『あつこは正社員で年収700万円の男性と結婚できればいいか…』と言うて、久通と久秀は収入が少ないので独身の方がいいと決めつけていたので、ムカンシンになっていた。
その結果、久秀がヤクザに殺されかけていたトラブルを起こしてしまった。
久秀は、新居浜のスナックのホステスを私物化していた上に、性的暴行を加えて大ケガを負わせてしまったので、やくざの男たちのグループに連れ去られてコンクリート詰めにされて窒息して死にかけていた。
久秀は、通りがかりの人に危機一髪のところで助けられた後、婦女暴行罪でケーサツに逮捕された。
久秀がホステスの女に手出しをしていた事件のあと、祖父が脳出血で倒れたと言うことであった。
久秀は、父親の知人の弁護士がジダン交渉に出て問題を解決したあと、シャクホウされた。
久通の両親は、久秀が心を閉ざしていることと祖父の介護が必要になっていたことからふきこに久通と結婚してほしいとお願いしたと言うことであった。
ふきこは、久通の両親から久通と結婚してほしいとお願いされたので結婚をしたけど、ふきこ自身も深刻な問題を抱えていた。
ふきこは、6年前に東京の大手都市銀行の支店に勤務をしていた時に付き合っていたカレシ(ふきこよりも8つ年下・やくざだった)との間に赤ちゃんがいた。
ふきこのカレシが、やくざ連中ともめ事を起こしてトカレフで撃たれて亡くなったのを機に、職場の上司からお見合いをすすめられた。
その時のダンナは、取引先の印刷会社の機械工の主任の男性であった。
ふきこは、印刷会社の機械工の主任と結婚をしていたが、結婚して3日で『暴力をふるわれた!!』と口走って、さわぎを起こしてしまった。
機械工のダンナは『暴力をふるっていないよ。』と言うたが、ふきこは頭がサクラン状態におちいっていたのでどうすることもできなかった。
その結果、4日で離婚をした。
ふきこは、ひとりで長男・ひろつぐを出産した後、糸魚川の実家へ逃げ帰って、ひとりぼっちで育児をしていた。
その時に、高松の出張所へ転勤になっていたもとの上司からふきこに育児が一段落したので、川之江で暮らしている久通とのお見合いをしろと言われた。
ふきこは、もとの上司のいいなりになって再婚をした。
ふきこは、2016年8月から駅通りにあります入江の家で生活を始めたが、入籍はしなかった。
ふきこは、久通の祖父の介護をしていたので両親とあつこに気に入られていた。
両親は、久通に『そろそろふきこさんと入籍をしたらどうかなぁ~』と言うていたが、久通は激しく抵抗していたので、入籍は実現しなかった。
どうすれば久通がふきこさんと入籍をするのだろうか…
子供の将来のことを考えて入籍をしろと言うのに言うことを聞いてくれない…
あつこの挙式披露宴が近いのだからふきこさんと入籍してと何回も繰り返して言うているのに…
久通の両親が強烈な声で急き立てればせき立てるほど、久通はかたくなになって行くばかりであった。
その一方で、ふきこ自身は久秀にもきらわれていたので、一刻でも早く気に入られるように努力をしていたが、知らないところでダメ出しをいうていたので、久秀からも強烈な暴力をふるわれていた。
11月22日の夜のことであった。
食事のあと、久秀は楽しみにしていたテレビ番組をあつこが『ひろつぐが楽しみにしているアニメ番組が見たいので変えてあげてね。』と久秀にやさしく言うたので、チャンネルをゆずってあげた。
この時久秀は、ふきこにグロウされたと思い込んでいたので、祖父がいる部屋へ殴り込みに行った。
久秀は、部屋に入るなりにふきこの髪の毛をナイフで切り裂いた。
「痛い痛い…」
「オラオドレ!!オドレオラ!!」
「痛い痛い…」
「今オレに何て言うた!!」
「アタシ何も言っていないわよ…」
「やかましい!!ぶっ殺してやる!!」
久秀は、強烈な力でふきこを引っ張り出した後にテレビを見ているひろつぐの前へつきだして、ふきこの顔をナイフで切りつけていた。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ひろつぐは、ふきこが久秀にナイフで顔を傷つけられているのを見たので、強烈な声で泣き叫んでいた。
母親は、泣きそうな声で久秀にどうしてふきこが刃物で切るのかを問い詰めていた。
「久秀!!どうしてふきこさんを刃物で切りつけるのよ!!ふきこさんはなんの落ち度もないのよ!!」
「やかましいオドレ!!だまれ!!オドレらはよってたかってオレをグロウしたのだからふきこを殺してやる!!」
「久秀やめて!!」
「だまれ!!オラ!!死ねや!!」
久秀は、ふきこの顔をナイフで切りつけたあと、髪の毛をナイフで切り裂いた。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
両親は、久秀が怖いので止めることができずに泣くより他はなかった。
ふきこは、逃げ出したい気持ちでいっぱいになっているが、帰る実家がないこととお世話をしてくださった上司のメンツをつぶすことができないので、泣き寝入りをするより他はなかった。
そして、糸魚川大火の発生から2日後にふきこは見えないところからの暴行を受けるようになっていたので、心身共にボロボロに傷ついていた。
サイアク…
こんなことになるのであれば、お見合いなんか受けるのじゃなかった…
離婚したい…
でも離婚してしまったら…
上司のメンツをつぶすことになってしまうからできない…
だから…
アタシがガマンすればいいのよ…
アタシがガマンすれば…
入江の家がよくなるのよ…
気に入られるように努力するしかないのよ…
だから…
アタシがガマンすればいいのよ!!
ふきこは、12月22日に発生した大火が原因で久通だけではなく見えないところからも強烈な暴力を受けるようになっていた。
ふきこは、久通と結婚(入籍はしていない)をしてから久通の実家の家族に気に入られるようにと思って一生懸命に努力をしていた。
けれど、気に入られているのは久通の両親と義妹のあつこだけで、久秀(義弟・35歳)はふきこを攻撃的な目で見ていたのできらわれていた。
久通も、ふきこがキライなので気に入らないことがあればシツヨウに殴るけるの暴行を加えていた。
久通がふきこにばかり暴行を加えている原因については、同居している両親とあつこは思い当たるふしがないと言うている。
久通の両親は『どうして久通はふきこさんにきつい暴行をふるうのか?ふきこさんは、家の人たちに気に入られるようにがんばっているのに…』と言うて困り果てていた。
久通がふきこのことがキライだという理由は二つある。
ひとつは、久通の両親が『八ヶ月前に脳出血で倒れた祖父(99歳)が寝たきりになっている…』と言うて、祖父の介護をふきこにお願いするためであった。
久通の妹が家庭のことで手がいっぱいになっていることと両親が外へパートに行っているので、祖父の介護ができない。
なので、ふきこが家族に代わって久通の祖父の介護をしていた。
久通の両親は、ふきこのおかげで助かっているので、ふきこを気に入っていた。
ふたつ目は、ふきこがお昼ごはんの時に久秀が勤務している工場へ行って、一緒にお弁当を食べる相手をしていることであった。
久通は、毎晩帰って来るなりに『オドレはいつから久秀のカノジョになったのだ!!いつから祖父の愛人になったのだ!!』と怒鳴りつけたあと、ふきこに殴るけるの暴行を加えていた。
ふきこは、久通からシツヨウに暴行を受けたことが原因で、2ヶ月前に子宮が破裂して、子宮を摘出してしまった。
胎盤ハクリも起こしていたので、ふきこは赤ちゃんを産むことができなくなった。
その上にまた、久通の遠距離通勤の問題があった。
久通は、高松市番町にある大手都市銀行の支店に勤務をしているが、7年ほど前に岡山市にある支店に統合されるのを前提に高松営業所に格下げになっていたので、非正規の契約社員に成り下がっていた。
毎日、川之江駅から高松駅まで特急列車に乗って往復の日々を送っている。
毎月の定期代の負担が大きいことと契約社員に格下げになっていたので、お給料は正社員の時の半分以下に落ち込んでいた。
『非正規の契約社員で安月給でどうやって結婚生活を送るのだよ!!』と怒っていたので、あの時、久通は自分の結婚をあきらめていた。
久通の両親は『あつこは正社員で年収700万円の男性と結婚できればいいか…』と言うて、久通と久秀は収入が少ないので独身の方がいいと決めつけていたので、ムカンシンになっていた。
その結果、久秀がヤクザに殺されかけていたトラブルを起こしてしまった。
久秀は、新居浜のスナックのホステスを私物化していた上に、性的暴行を加えて大ケガを負わせてしまったので、やくざの男たちのグループに連れ去られてコンクリート詰めにされて窒息して死にかけていた。
久秀は、通りがかりの人に危機一髪のところで助けられた後、婦女暴行罪でケーサツに逮捕された。
久秀がホステスの女に手出しをしていた事件のあと、祖父が脳出血で倒れたと言うことであった。
久秀は、父親の知人の弁護士がジダン交渉に出て問題を解決したあと、シャクホウされた。
久通の両親は、久秀が心を閉ざしていることと祖父の介護が必要になっていたことからふきこに久通と結婚してほしいとお願いしたと言うことであった。
ふきこは、久通の両親から久通と結婚してほしいとお願いされたので結婚をしたけど、ふきこ自身も深刻な問題を抱えていた。
ふきこは、6年前に東京の大手都市銀行の支店に勤務をしていた時に付き合っていたカレシ(ふきこよりも8つ年下・やくざだった)との間に赤ちゃんがいた。
ふきこのカレシが、やくざ連中ともめ事を起こしてトカレフで撃たれて亡くなったのを機に、職場の上司からお見合いをすすめられた。
その時のダンナは、取引先の印刷会社の機械工の主任の男性であった。
ふきこは、印刷会社の機械工の主任と結婚をしていたが、結婚して3日で『暴力をふるわれた!!』と口走って、さわぎを起こしてしまった。
機械工のダンナは『暴力をふるっていないよ。』と言うたが、ふきこは頭がサクラン状態におちいっていたのでどうすることもできなかった。
その結果、4日で離婚をした。
ふきこは、ひとりで長男・ひろつぐを出産した後、糸魚川の実家へ逃げ帰って、ひとりぼっちで育児をしていた。
その時に、高松の出張所へ転勤になっていたもとの上司からふきこに育児が一段落したので、川之江で暮らしている久通とのお見合いをしろと言われた。
ふきこは、もとの上司のいいなりになって再婚をした。
ふきこは、2016年8月から駅通りにあります入江の家で生活を始めたが、入籍はしなかった。
ふきこは、久通の祖父の介護をしていたので両親とあつこに気に入られていた。
両親は、久通に『そろそろふきこさんと入籍をしたらどうかなぁ~』と言うていたが、久通は激しく抵抗していたので、入籍は実現しなかった。
どうすれば久通がふきこさんと入籍をするのだろうか…
子供の将来のことを考えて入籍をしろと言うのに言うことを聞いてくれない…
あつこの挙式披露宴が近いのだからふきこさんと入籍してと何回も繰り返して言うているのに…
久通の両親が強烈な声で急き立てればせき立てるほど、久通はかたくなになって行くばかりであった。
その一方で、ふきこ自身は久秀にもきらわれていたので、一刻でも早く気に入られるように努力をしていたが、知らないところでダメ出しをいうていたので、久秀からも強烈な暴力をふるわれていた。
11月22日の夜のことであった。
食事のあと、久秀は楽しみにしていたテレビ番組をあつこが『ひろつぐが楽しみにしているアニメ番組が見たいので変えてあげてね。』と久秀にやさしく言うたので、チャンネルをゆずってあげた。
この時久秀は、ふきこにグロウされたと思い込んでいたので、祖父がいる部屋へ殴り込みに行った。
久秀は、部屋に入るなりにふきこの髪の毛をナイフで切り裂いた。
「痛い痛い…」
「オラオドレ!!オドレオラ!!」
「痛い痛い…」
「今オレに何て言うた!!」
「アタシ何も言っていないわよ…」
「やかましい!!ぶっ殺してやる!!」
久秀は、強烈な力でふきこを引っ張り出した後にテレビを見ているひろつぐの前へつきだして、ふきこの顔をナイフで切りつけていた。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ひろつぐは、ふきこが久秀にナイフで顔を傷つけられているのを見たので、強烈な声で泣き叫んでいた。
母親は、泣きそうな声で久秀にどうしてふきこが刃物で切るのかを問い詰めていた。
「久秀!!どうしてふきこさんを刃物で切りつけるのよ!!ふきこさんはなんの落ち度もないのよ!!」
「やかましいオドレ!!だまれ!!オドレらはよってたかってオレをグロウしたのだからふきこを殺してやる!!」
「久秀やめて!!」
「だまれ!!オラ!!死ねや!!」
久秀は、ふきこの顔をナイフで切りつけたあと、髪の毛をナイフで切り裂いた。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
両親は、久秀が怖いので止めることができずに泣くより他はなかった。
ふきこは、逃げ出したい気持ちでいっぱいになっているが、帰る実家がないこととお世話をしてくださった上司のメンツをつぶすことができないので、泣き寝入りをするより他はなかった。
そして、糸魚川大火の発生から2日後にふきこは見えないところからの暴行を受けるようになっていたので、心身共にボロボロに傷ついていた。
サイアク…
こんなことになるのであれば、お見合いなんか受けるのじゃなかった…
離婚したい…
でも離婚してしまったら…
上司のメンツをつぶすことになってしまうからできない…
だから…
アタシがガマンすればいいのよ…
アタシがガマンすれば…
入江の家がよくなるのよ…
気に入られるように努力するしかないのよ…
だから…
アタシがガマンすればいいのよ!!